ALPINA(アルピナ)を選ぶ意味と理由
BMWに乗っている人はたくさんいます。その中でハイパフォーマンスモデルであるMに乗っている人は少ないですが、ALPINA(アルピナ)はさらに少ないのです。それは生産されている台数がかなり少ないからです。アルピナの世界での販売状況はすべての車種で約1500台程度です。日本は世界第3位で年間約200台です。アルピナ全体で200台/年ですから、各車種はもっと少ない数です。さらに色が違ったりするのですから、アルピナの車自体ほとんど見ることがありませんが、同じ車種、同じ色の車に出会う事はほぼ無いと言っていいでしょう。
アルピナの哲学としてアルピナはクルマの開発でパワーのみを追求したり、レーシングカーを作るようなことではなく、それよりも全体のバランスを大事にして作っているとのことです。
エンジンではトルクを常に重要視し、太いトルクを中間域で出るような設定をして運転をしやすいようにしているようです。普段使いではパワーよりトルクが太い方が使いやすいですよね。パワーが凄くても、日本の普通の道でパワーの美味しい所を使用できるような運転できないです。
コンフォートモードでは穏やかに非常にスムーズで快適な走りですが、アクセルを踏むと十分過ぎるくらい速く走れます。よりスポーツ感覚を味わいたい場合はスポーツモードかスイッチ・トロニック・ボタンシフトで走りを楽しむことができます。ただ、ALPINA(アルピナ)D5sで本気で走りを楽しむ場所がどこにあるのという感じですが。正直、コンフォートでほぼ満足してます。
普段は普通の乗用車のような乗り方が出来る一方、挑まれた(?)場合には、そのあたりのスポーツカーに負けない走りが出来るという羊の皮を被ったオオカミ、それがアルピナの魅力なのです。金銭的にも場所的にも日本で2台、3台と車を持つことがなかなか難しいので、1台で全てをカバーでき中古車で頑張れば何とかなりそうなアルピナを選択するのはありじゃないでしょうか。
純粋にスポーツ、スパルタンな感じを求めるのであればMだと思います。友達のM3の助手席に乗せてもらったことがありますが、いろいろな意味ですごい車だと思いました。Mが好きな人にはアルピナはもの足りないと思います。完全なスポーツカーではなく、ラグジュアリーだけな車でもない、両方の側面を持っていて、また希少性もあるALPINA(アルピナ)の世界にあなたもいかがでしょうか。